ナポリ・ロサーティのホスピタリティ

ナポリで宿泊したホテルは左にカンブリヌス、右にロサーティという老舗のカフェの間のキアイア通りを少し行った右側。

どちらのカフェもガイドブックには必ず載ってますし、カンブリヌスは1番の老舗、ロソーティのスフォリアテッラはヤマザキ マリさん勧めていらっしゃいました。

あまりの混みようにカンブリヌスはカウンターで「ババ」という日本で言うところの、サバランの小さいのをひとつ食べただけでした。

向かいのロサーティーはやはり店頭で「ババ」を食べたのと、後一回はナポリ最初の晩御飯を二階のレストランでいただきました。

カメリエーレは気づいているのになかなか来ない、これは英語と東洋人が苦手で、しかも内気、時間稼ぎしているなら許せない、仕事なのに、、、と比較的短気なところもあるわたくしの限界近く、、、

忙しくてお待たせしました、とやってきたカメリエーレはなんと日本語が使えるし如才なくて接客も気持ちよく。

パレルモでハマったイワシのスパゲティをナポリで食べ比べたい、と漠然と思っていたのですが、お腹が空いたを連発する娘に任せたらボルチーニ茸のタリアテッレ。

これが正解でとっても美味しい。麺の加減がいいんですね、、、過去に日本のスパゲティの方がよっぽど美味しい、イタリアの麺はぶよぶよ、なんて口コミ読んだことありますが、そんなことないですわ、本当に美味しい。

そしてボルチーニ茸の笠がたっぷりで食感も新鮮でした。

散々歩いて後はすぐ近所のホテルに帰って、お風呂に入って寝るだけ。

このツンデレ?のカメリエーレは日本語を勉強中なのか、お皿を下げに厨房に向かいながらもひとりで宙に向かって、ご馳走さま、ありがとう、いただきます、など日本語を連発していました。

日本語ってイタリア人には耳に心地よかったりするんでしょうかね。

何年か前、ローマで買い物したときに若い女性の店員さんが日本語を勉強している、と言うので日本語のどこがいいの?と聞いたら響きがいい、と言ってました。

そして今回も、ナポリ空港に着いてインフォメーションに行ったらアリバス乗り場を教えてくれた男性は日本語を使いました。

ナポリにはナポリ東洋大学があって、日本でご活躍のイタリア語の先生でこの学校出身者はとっても多いです。

日本人は食べ切れないから、シェアするお皿を遠慮しないで頼みましょう、とどのガイドブックにもあります。

ここロサーティのカメリエーレは日本人の言いたいことはわかってる、と言わんばかりに、頼む前から張り切ってとりわけ皿を持ってきてくれました。

おかげさまでキッチリ分けて綺麗に食べました。

日本語が好きなら日本人好きってことですよね。ナポリは英語より日本語の通じるところ?でした。