太鼓をたたいて元気になる映画

画像は横浜野毛山動物園の孔雀です。放し飼いになっています。真っ白な孔雀もいます。

「扉をたたく人」という映画がありまして、もう何年も前にアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたり、実際アカデミー賞を受賞した部門もあったりで、地味な作品ながら、結局当時はロングランだったそうです

100分くらいで観やすいですね。初老の紳士が、あるきっかけから太鼓を覚えて、腕を上げていって、で奥さんをなくして張り合いもなくしょぼしょぼしていたのに、太鼓を叩きながら元気になって行くお話です。

師匠の立場であるプロの青年に筋がいいと言われますがたしかに、こうはなかなかいかないっていう感じで、最後は素晴らしい演奏をします。

音楽療法ってありますが、聴くことも、歌うことも含まれるようですが、わたしは楽器演奏が一番精神には効くように感じています。

歌うことは気分転換で発散できるように思われていますが、声を出すのは結構エネルギーがいるので消耗し、本当に落ち込んでいると歌えないようにも。

音楽を聴くことも、歌詞などで共感することはあると思うし、慰めにもなるとは思いますがやはり楽器演奏は、格段に元気になり癒されます。

しかも、一人で演奏するより複数で合奏することがよりいいと思いますね。

この映画で、主人公が太鼓をたたけるようになることは、映画の主題ではありませんが、主人公が元気になっていくきっかけとして、太鼓を叩くということは説得力があります。

これはいい映画だな、と思いました。