早稲田キャンパス、坪内逍遥博物館は無料

きょうから日常に戻りつつあります。わたしも日常に戻り、イタリア史の授業を早稲田大学で受けてきました。10回のうちの4回目。正直、前回までは、こういった内容のお話を聞くことに慣れなくて、あっちへこっちへ意識が飛んで、せっかくの授業、こんな風ではどうなるんだろう、 もったいないわ、と思っていましたが、先週一回GWのためお休みで、慣れてもきたのか、きょうは気持ちも新たに集中して聞くことができ、あっという間の90分でした。歴史っておもしろいわ。

イタリア人て工夫が上手なんだな、とだんだんわかってきました。イタリアは1人の天才と99人の凡人以下、と自虐的におっしゃる方もいらっしゃいますが、でも絶対ダメにならない国、との自信の根拠は、臨機応変の変わり身の速さと工夫の知恵かなって思います。

娘が学生旅行、3月だというのに、何年ぶりの大雪にあたり、フィレンツェからピサにバスで行く予定が、途中の高速道路で、大雪のために通行止めとなった由。ここから先は進めないとなって、高速道路に閉じ込められたわけです。さあ困ったという時、なんとそのあと一斉にどのバスも、申し合わせたように、その場でUターンして、当たり前のようにフィレンツェまで戻ったそう。

反対車線とかそういうのはないんですね。 一斉に、その場でUターンは、見ごたえがあったようです。

今期はヴェネチア史が主体ですが、そもそものヴェネチアは、他民族に追われて海に逃げて、海の上に人工の島を作った国土を持たぬ国なのに、ものすごくお金持ちであり栄えたという、面白さを感じました。

三森のぞみ先生は、ヴェネチアのホテルで寝ていると、ふわふわして、気持ちが悪くなるとおっしゃいましたね。いつか行って、海に浮かぶヴェネチアのそのあたりの儚さを経験したいです。