10月から練習に参加して先週金曜日の第100回定期演奏会に舞台に乗らせていただいた虎ノ門交響楽団。
先だって入段手続きをしました。どこまで続けられるかわかりませんが、、、
本番終わったら次の週は練習を休もう、などと思っていたのですがこの楽団は休まずに次の演奏会に向けて練習が始まるようなので、だったらと明日の練習は行く予定です。
101回定期演奏会は2019年5月24日金曜日に大田区のアプリコで開催されるようです。
わたくしはバイオリンの個人レッスンを小学校に入った頃に始めて最初は音大は出ていないお嬢様先生につきました。月謝は五百円だったと子供ごころに記憶しています。
昼なお鬱蒼と暗い植木の多い広いお庭の奥にお屋敷の玄関があって、その大きなお屋敷に昔お嬢様だった先生は一人で暮らしていました。
背の高い大柄の色黒の先生で、大きくて色が黒いからお嫁に行ってないんだな、と子供なりに納得してました。
それからピアノも習うようになってそのピアノの先生の娘さんがバイオリンで音大に行っていてお弟子さんを取っている、とのことで、なんとなく一緒のところにお稽古に行った方が楽、みたいな大人の事情で、前の先生になんの不満もなかったのですが先生を替わりました。
あの背の高い色の黒かった石川先生が楽器の構え方から始まって指使いやら基本のことを教えてくださったんだな、と今になるとわかってありがたいことだと思いますし、その後どうされていたのかしら?とも思います。
その音大生の先生は学生結婚をされてしまったのでほんの数年のご縁でしたが、ご自身が指導する立場で関係していた神奈川県青少年交響楽団に、わたしと妹を連れて行ってくださいました。それが一番の恩と思っています。
先生はわたしの音楽性というか感性を理解して認めてくださっていた、とそのことがずっと自信にもなっていたのですが、わたしの独りよがりの思いこみでなかったと思ったのは、、、
その後40年近く、楽器には全く触れずに今後また演奏することはないと思い込んでいたのですが、またその先生とご縁するきっかけがあり何十年ぶりでレッスンにお邪魔すると、、、、
音大生の綺麗だった先生をさらって結婚してしまった、と記憶していたそのお相手の画伯であるご主人様がたまたまご在宅で、、といっても80歳になろうという年齢でしたからご在宅は自然なことですが、、わたくしのことをご主人様に、とってもいい感性をもっている生徒、とご紹介くださったんですね。
わたくしは音楽の成績はいつも5でしたし、3人の子供を音楽好きに育て、特に長女は中高と音大の付属学校に好成績で入れて、音楽に関してはなんとなく自信を持ってきたことが裏打ちされたようで嬉しかったものでした。
ここ何年間は子供の頃にお世話になったジュニアオケの演奏会のお手伝いとして舞台に上がらせていただいてきましたが、練習はいつも日曜日の午後、それが負担でした。
恒例の冬の演奏会の会場が工事中で次回演奏会は小さな会場で小編成で開催されるとのことで、わたくしたちOBのお手伝いはなし、ということになりましたので、これをきっかけにお世話になった青少年オケのお手伝いは今後は辞退させていただこうと思っていて、で平日夜に練習をやっている虎の門オケに入れていただくことにいたしました。
それもどこまでできるかはわかりませんが、しばらくは頑張ってやってみたいと思います。
次回の演目はシュトラウスの「コウモリ序曲」ベートーベンのシンフォニーの一番、そしてブルッフの3番だそうで、このブルッフに関してはなんのことやら、CDもない、とのことです。
音感が良くて音楽に乗ることは得意のわたくしですが、次回はもう少ししっかりとノリだけでなく勉強して演奏していきたいと思っています。
演奏会後の打ち上げはほぼ全員に近い人が参加で、みなさん演奏後の高揚から楽しげでしたし、わたくしにここでの初舞台の感想は?と聞いてくださる方もいましたがわたくしは普段からハイ気味なので本番だからといって特に高揚するってことはないですね。
だいたいいつも同じテンション、それがわたくしです。演奏会本番後の宴会でぴったりのテンションが普通ってどうなんですかね。