フィレンツェの仕事人

ローマのスペイン広場の階段の修復がほぼ1年ぶりに終了し、近日セレモニーが行われたそうです。一昨年ローマに行った時は、スペイン広場のバルカッチャの噴水と、階段を上りきったところにある教会が修復中でした。イタリアはどこもかしこも、順番に修復中で、どこに当たって見学できるかできないかはご縁だと思います。

イタリア人と結婚されて30年以上ローマに暮らされているご婦人のブログを毎日読んでいて、イタリアのことを教えていただいてます。

辛口でイタリア人は怠け者で、日常の例えば荷物や郵便が、ちゃんと届くかあてにならないとか、そういうことでたくさんご苦労があるようです。

ローマは雨が多く、降ると、道路に水が溢れてこまるそうです。側溝にゴミや落ち葉などが詰まっていて雨水が流れないからだそうで、その方がお住いのところにも週に二回だか三回だかお掃除の人がきているそうですが、上から見ていると、だいたい携帯でおしゃべりしていて仕事を本当にしないそう。

美術館に行くと、場所によっては係りの人がずっとおしゃべりしていて、お土産の画集やポストカードを買おうと思っても、おしゃべりのお邪魔じゃないかとタイミングを計るのに気を使うような雰囲気。携帯でおしゃべりも普通です。のびのびと罪悪感なくサボってます。

7月にフィレンツェに行った時はそういうことを感じたことはなく、初日にフィレンツェカードを買ったインフォメーションオフィスの女性係員は、わたしぐらいの年齢かなと感じましたが、親切で熱心で素敵でした。

パソコンのキーを一文字一文字丁寧に打ち込んで、間違いないはずだ、と安心させてくださいました。

帰国する最終日は予定をこなせていたので、ランチの後ちょっとした広場のベンチに陣取って小1時間、マンウォッチング。公務員でしょうかね、トラックに乗って女性がやって来てゴミの収集されてました。この写真のあと、私たちの近くのゴミ箱もさらって行きました。

イタリアはカフェとかレストランではお店の人はたいていテキパキしていてカフェ文化を感じます。プロ意識があって接客が気持ちいいです。この方もさっさとお仕事されて、広場の顔見しりと、ちょっと会話されてあっという間に次に向かわれました。知っている人がいれば言葉をかわすところがイタリアっぽくて新鮮でした。