プラハは建物は綺麗に残っていて街並みは愛らしくなんとも言えない風情ですが、お屋敷の中身は様変わりしているのが現状のような印象です。
貴族やお金持ちの商人のお屋敷だったものも、まず戦争でナチに略奪され、その次には社会主義国になったので、やはり没収という、二度の搾取にあっていて、その後鉄のカーテンが取り払われて、お宝は持ち主に返還すること、という法律ができて、散逸した過去の財産の収集に頑張ったロブコヴィッツ家のお屋敷は見学しましたが、こういうお家はそんなにはない感じです。
国立美術館になっているお屋敷とかあとはホテルや役所になっていたり。
ロブコヴィッツ家はベートーベンを庇護したということですが、ベートーベンやモーツアルトの実筆の楽譜がいくつも残っていますし、バイオリンをはじめとして楽器もかなり残っています。
そのほか絵画などの美術品、武器や鎧など、、、
モーツアルトはオーストリアのザルツブルクに生まれてウィーンでなくなってますが、一応お墓はあってもどこに埋葬されたかわからない、とか言われています。
亡くなった時はウィーンではそっけない扱いだったようです。
ですが、プラハでは盛大なミサが行われてモーツアルトの死はものすごく惜しまれたようで、モーツアルトは「交響曲プラハ」という曲も作っています。
晩年に何度かプラハで作曲や初演演奏会などしていて、プラハのことは好きだったらしいです。
今回のプラハでは一度演奏会に行ったのですが、観光客向けと決めつけて期待してなかったのに、なぜならチケットも日本と比べてすごく安いですし、演奏会の数も多いので、、、
ところが素晴らしい演奏で、なんども泣いてしまいました。
ヴィバルディの四季のソロと楽団のハーモニーか素晴らしく、ソロが控えめな調和した演奏でそこに一番惹かれました。合奏は調和が醍醐味です。
チェコの人は音楽がお好きなんですね。ホールや教会、お城などいろいろなところで、手軽に演奏会が行われぃすが、観光客向けにしても、音楽でおもてなし、の発想がそもそも音楽好きだと思います。
今後は旅で音楽も聴いていこうと思いました。勿体ないです。