火曜日の朝に、夜中に録画しておいた「旅するイタリア語」の放送を見るのがここのところの習慣です。
今回の放送はあまりにも素晴らしい内容だったので、ちゃんと書きたいと思いまして本日はそのお話しです。
まず最近のレッスンは、バイオリニストの古澤 巌さんとマッテオ さんの息が合ってきて仲良しな感じが伝わって安心して見ていられます。
中盤から1200段の階段を登って、たった1人で暮らしているジェンマおばあちゃんの家を訪ねます。
石造りの質素なお家で、畑のぶどうで昔はワインも作られたそうですが、今は枯れてしまっていて、、、
その山の上にはジェンマさんしかいないので、どうやって食べているの?とお二人が聞きますと、スーパーの人が運んでくれるとのことで、、、
人が訪ねてきて嬉しさもあるんでしょう、元気な声でここはわたしの母が残してくれた家、全部わたしのものだと誇らしげです。
そしていよいよ、古澤さんがテラスで、ジェンマさんにご馳走になったワインのお礼にと、バイオリンの演奏されました。
テレビで映画を見るのがお好きという彼女のために「ニューシネマ パラダイス」のテーマ。
ジェンマさんもだいたいなにが起こるか予想はされているでしょうから、それなりにニコニコしながら待ち構えていらしたのですが、、、、
このジェンマさんの感性が素晴らしく、演奏を一節聞いたぐらいで、これは大変な演奏だ、と感じられたんでしょう、顔がこわばってかたまってしまい?
本当に素晴らしい演奏でした。ジェンマさんはお口をもごもごされたり少し首を振られたりするのですが、それが音楽に乗っています。
音感のいいかた、音楽を感じていらっしゃってそれがまた、古澤さんに伝わって古澤さんも演奏が楽しかったはずです。
とても優しいお顔で演奏されてました。
そしてマッテオ さんがまたものすごくいいんですよ。気のいい優しい方ですね。ジェンマさんに古澤さんの演奏を聴かせられることがとても嬉しそうで
ジェンマさんのびっくりして涙ぐまれる様子にまた、マッテオ さんも感動していて、、、、
放送の録画をなかなか繰り返し見ることはないのですが、この部分はすでに10回は観ました。
何度見ても演奏の最初の一瞬から滂沱の涙
イタリア語始めた娘に今朝の見た?と聞いたら、見たよ、泣けたねとのこと。
やっぱりわかってた娘にまた涙ですわ😭