カラヴァッジョの前にボッティチェリ観ないと

きょうはほんとに暖かく、昨日までとは違います。1日在宅して、内田洋子氏の本を読みました。


イタリアに30年以上暮らしている方です。ダンボール一つ分しか荷物は持たず、イタリア国内も何回も引っ越しされていて船に住んだり、道がないようなところに住んだりとにかく凄い方です。


本当はそろそろ終わってしまう美術展のチケットが何枚かありそれにも行かなきゃと思いながら今年は日伊国交樹立150周年企画でいろいろ催しもあるようですが、「カラヴァッジョ展」はわたしとしては一番凄いと思っていて、ですが、あまりたくさんの人に知られたくないようなとにかく今では流行っていますよね。


カラヴァッジョ研究の第一人者、宮下規久朗氏の本は何冊も読んでいますが、賞を取られた一番専門の著作は高くて、、、でも、とうとう買って、、


それを読んで観に行こうと、、イタリア文化会館でされる宮下氏の講演会は申し込みましたが、抽選で外れてしまいました。


でも、その日は高校の同窓会ですからまあ、そんなに無理しなくてよかったのかも。


カラヴァッジョは下書きをしないそうで、というよりもできないそうで、下書きをしてそれを元に描くフレスコ画はそのためにできないそうです。


人殺しまでして、逃亡しながらでも、彼に絵を描いて欲しい権力者に助けられたりする数奇な人です。


宮下氏はカラヴァッジョがならず者故、他人事とは思えず惹かれるとおっしゃっていて、わたしもそういうところに興味を持っています。


モデルに娼婦や不良の遊び仲間などそういう人たちを使っていますが、それでも気品があり、そこも不思議な魅力です。


上野の国立西洋美術館です。