
まだイタリアから帰ってきてから半月ですが、遠い過去の事のようにも感じます。楽しく有意義な旅行ではありましたが、最後の晩に娘が、明日は日本に帰れるし、と漏らして、一緒に行ったわたしに悪いな、と思ったのか言った後にハッとしてました、、、、、
それはわたしも同じだよ、楽しい旅行だったけど明日帰国するとのもまた楽しみだと、昨日ぐらいから思ってた、と申しました。
毎日が嫌でそれを忘れる旅行ではなく、娘などは本当に忙しい毎日なのにそれでも戻るのが嫌じゃないならそれはいい事だし、わたくしも何にもない日常が、日々楽しみでもありますし。
ナポリには三枚のカラヴァッジォがありまして、今回それを見てくることも旅行の目的。カラヴァッジォってあの真っ黒な怖いような絵でしょ、あんまり好きじゃない、とおっしゃるご婦人と帰りに飛行機で隣り合わせて、おしゃべりしたりしなかったり、快適なフライトでしたが、、、、、
そういう感想も納得ですが、絵が描けないわたくしにはカラヴァッジォはとっても絵が上手な人っていうだけでも尊敬しますし、天才なのに人殺しまでしてしまって30代で野垂れ死にしてしまう激しい気性の人となりにも興味が尽きません。
トップ画像はカポティモンティ美術館の「キリストの鞭打ち」この美術館はブルボン家のカルロ3世が母のコレクションを整理して公開した美術館で、国立考古学博物館も同じですが、こちらはポンペイやエルコラーノで見つかったものを展示してあります。
母上はファルネーゼ家出身で、このコレクションはそもそもファルネーゼ出身の教皇パウロ3世が集めたものが基本のようです。

これはスカッパ ナポリにある、ピオ モンテ デッラ ミゼルコルディア教会にあって、スパッカ ナポリという下町にありながらたいへん立派なお屋敷でもあり、前にはナポリに3つあるオベリスクの1つがあるのでそれもしっかりチェック。

3枚目のカラヴァッジォは、とっても賑やかでなんでもあるトレド通りのお屋敷、ぜファロス スティリアーノ宮美術館

カラヴァッジォ一枚あるだけでお客さん呼べますから、どこも特別扱いの展示です。ちょっと手を前に出しただけで、ピーピー音がなってしまって係官が来た、なんてとこも見ました。だいたいが問題ない状況でも万が一、悪いこと考える人もいますから、このくらいの守り方は当然と思います。
カポティモンティ美術館には相当すごいものが展示されています。特にティチアーノが多いですが、ダナエもここににありましたし何年か前に日本に来たパルミジャニーノの「アンテア」もありました。歴史のテキストで見てきたお猿さんのように卑しい狡猾なお顔のパウロ3世の有名な肖像画もここにありました


いつも画集で見て来た本物をこっちから行って観るんですから感慨もひとしおです。