映画は年間200本ぐらい観ますが劇場で観ることは、無料や割引きのチケットをいただくときぐらいで、滅多にありません。
WOWOWに契約していて、毎月送られてくる番組表の観たいところをチェックしておいて、毎朝その日の放送分を録画予約して後日に観ていきます。
楽しみにしていても、実際は予想外で、観ていられなくて消去してしまうものも、半分ぐらいあります。繰り返し放送があるので、また気持ちが変わったら観ることもできますしね。
毎月、テーマがあって最近はアメリカン・ニューシネマの特集です。1970年代のジャック ニコルソンの「さらば冬のかもめ」を観ました。
この方はデカプリオとお顔も似ていると思いますし、渾身の演技で、観るには心構えがいる感じ。
デカプリオと違って、ニコルソンは賞には縁があって、アカデミー賞をはじめ数々の賞を取られていて幸せな方ですよね。
この映画は100分くらいで観やすくて面白かったですが、共演のランディ クエードは、デニス クエードのお兄さんで、この映画でアカデミー助演賞にノミネートされています。その後、たくさんの映画に出られていますが、何年か前に、カナダに亡命したいと願い出たそうで、理由は、営利的な理由でハリウッドでは俳優殺しが行われていて、自分も殺し屋に追われている。ヒース レジャーもそれで殺されたんだと、主張されたとか。
結局クエードは、不動産関係のトラブルでカナダに逃げて、昨年帰ってきたところを逮捕された、という記事を見ましたので、個人的トラブルで命の危険を感じて保護を求めたってことなんでしょうが、、、
へえ、確かに競合の俳優は少ない方が役は回ってくるだろうから、そういうこともあるのかも、とちょっと勘ぐってしまいました。
ヒース レジャーは28歳という若さでもう、10年近く前に亡くなりましたよね。
当時演技派としてご活躍で、疲れているのに眠れなくて睡眠薬を飲んでいて、しかもインフルエンザにも罹患していて、その薬との併用の害で亡くなったようで、決して、特定の薬物の過剰摂取ではないとのことです。
寝れないので睡眠薬を飲まれていたのは納得ですが、彼は薬中とは思えない方ですからね。
ハル ペリーが、アカデミー主演女優賞を取った「チョコレート」で、少し出ているヒース レジャーは印象にあり、のちに、ダニエル デイ ルイスが、やはり「チョコレート」でのちょっとした役からヒース レジャーを意識した、と語っているのを知り、わたしと目の付け所は同じだ、と思ったものでした。
ヒース レジャーは最初はアイドル路線で学園ものの「恋のから騒ぎ」で、♪君の瞳に恋してる、を歌いちょっと踊るようなシーンも凄いな、と感心しました。
あがり症でオーディションで力を発揮できないタイプとのことですが、それでもチャンスを得て、語り草になる演技を残しているのですから、見抜く人は見抜き、ちゃんと登用されるってことですよね。
ヒース レジャーはほかに、「ブロークバック マウンテン」「ダーク ナイト」が、有名です。
ジャック ニコルソンはそれこそたくさん作品があります。「恋愛小説家」は他の出演者も皆好きで、よそ見しないでちゃんと観た映画です。