夏に行ったトリノですが、トリノには日帰りで行きましたので、サヴォイア家が作ったフランス風のバロックの街並みを感じるてくれば今回はいいね、ということでしたが、
スペルガ聖堂には行って中も見学しました。塚本 博先生の美術セミナーで聞いたときから、いつか行きたいと思ってました。ここは街を見下ろす丘の上にあり、まずバスで登山口のサッシ駅に行き、そこから登山電車で3キロのトリップ、時間的なことなど、どうなるか心配しましたが、問題なし。
これから登山電車に乗ります。
トリノの街が見えます。
聖堂の中で少し座って休みました。実はここに来るまでに、なんとなく声を掛け合っていた、フランスからのご夫妻がいらっしゃいましたが、そのご夫妻はまだずっと残って見学されてました。
日本にも5回も6回もいらしたそうで、ご主人はたくさんパンフやらガイドブックお持ちで、研究熱心で旅行には慣れていらっしゃる感じ、その方が降りられたので続いてバスを降りたら、間違って1つ手前だったのですが、ご主人は責任を感じられて走り出したバスを追いかけて止めてくださり、無事に次の目的のバス停で降りられた、という経緯からお話しするようになり、、、
まあ、ご主人とうちの娘が英語で話し、奥様はドイツの方と思ったぐらい地味な感じの方でしたが、ちょっと距離を置かれてました。
何事も距離感は大事です。
スペルガ聖堂は、トリノで他にもたくさん作品を残したユヴェッラ設計の、18世紀ピエモンテ建築の、傑作の誉れ高く、地下にはサヴォイア家の墓所があります。
その丘はトリノの方の散策地区としても親しまれているそうで、観光客だけでなく、地元のお子さんがたくさん遊んでいました。
塚本先生が本当にトリノがお好きな様子で語られた記憶が、わたしの美術史入門の原点です。