ロバート・レッドフォードがジャーナリスト、ケイト・ブランシェットも綺麗なだけでなく賢い女優さんですから、このお二人が主演の映画なら見ますよね。
もちろんWOWOWです。2004年に実際にアメリカであった相当に重要でもあり、スキャンダラスでもあり、でも結果としては正義の報道のはずが、報道のために集めた証拠が偽造だったと問われて覆すことができずに、関係者は解雇や辞任となり、ロバート レッドフォードが演じた実在の有名なアンカー、ダン・ラザーも24年間続けた人気情報番組を降板されたようです。
選挙前のことであり、報道によっては選挙の結果に大きく影響するのでタイミングから言ってさらに大きなことと扱われたんだと思います。
こういうジャーナリストものの映画はかっこよくてワクワクしますね。だいたいが正義に基づき悪を暴くっていうスタンスですから。
ジェイク・ギレンホール、ロバート・ダウニーJr.マーク・ラファロが出ていた「ゾディアック」あと、特ダネを次つぎととる若いジャーナリストですが、それが全て嘘のでっち上げだったという、テイセン・クリステンセン演じるジャーナリストは、確かにある意味「ニュースの天才」これも実話でした。
実話で面白いのは映画の最後のエンドロールで実際の関係者がその後どうしているかを流すところ。そこにものすごくドラマを感じます。
映画ではないですが昔、三井物産のマニラ支店長、若王子さんが誘拐されて法外な身代金を会社に請求されて、その頃は毎日情報番組はその話題で持ちきりでした。政治的な意味合いの誘拐だと言われたり、若王子さんのやせ細った写真や右手中指を送られてきたり、交渉はどうなっているのか三井物産は終わるまでなにもおっしゃらなかったし、会社に見捨てられるんじゃないかとか、いろいろ論じられました。
結局半年近くして、中指も無傷で無事解放されて、犯人は政治的なグループの下っ端が身代金目当てに、勝手にやったとグループトップの表明もあったんじゃなかったかな?三井物産はものすごい額の身代金を払ったようです。
若王子さんはその後、日本のどこかの支店長として勤務されていたんですが、案外すぐあとにガンで亡くなられました。あっという間でした。その報道にはものすごいショックでしたね、半年の拉致監禁に耐えて生還された生命力も運も強いかたと感じていたのに、、、、まだ50代で若かったと思います。本当に人の人生は不思議で小説より奇なりですね。
ですから実話物は面白いんだと思います。