楽しみにしていたミラノ大聖堂の屋上にはエレベーターで行くか階段で行くか選べます。料金は階段の方がもちろん安いですし、フィレンツェの大聖堂にも階段で上がって自信はあるのでここはもちろん階段選択。
ドゥオーモの左側に回ったところに入り口があります。トップ画像の左手奥、広告下あたり。
ちなみにドゥオーモ入場の切符売り場やお土産の売店などのオフィスとトイレは反対側、正面から見て右側にあります。
さて、階段は案外規則正しく整備されていて確か150段なにがし、、、、大したことはありません。(これは帰りの下り)
ここはまだ途中。
そして屋上です。
前方の中央、1番高くにそびえる金ピカがマリア像で4メートル、周りの尖塔は135本、教会の外側あちこちに置かれた彫像は2245体だそうです。
バチカンの次に大きいそうですし、バチカンの大きさは特別ですから、ミラノ大聖堂は確かに凄いと思います。そしてゴシック建築としてはイタリア最大。
1386年にジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの命令で建築が始まり、1800年代に入ってナポレオンの指揮でファサード(前面)が完成し1887年に尖塔が作られたそうで、どうですか、きっちり500年ですね。
ファサードの厚さは1メートルあるかどうかにしか見えませんでしたがこれが教会の最前面です。薄いですよね。
この写真の右手三角に見えるものがファサードで、建物の前面に張り付いているわけです。
今年5月頃ですか、WOWOWでルキノ・ヴィスコンティ監督アラン・ドロンの映画「若者たち」を見まして、この屋上でドロンと彼女は別れ話しの喧嘩をしまして、女性が嫌よ、嫌々と言って泣きながらこの屋上を走って行くんですが、
映画ではもっと果てし無く遠く見えましたし、斜めな感じとこの林立する聖人の尖塔に、世の中にはたくさん面白そうなところがあるもんだ、とため息混じりで見てましたので、
その後すぐ、ミラノ行きを決めて、ここがその映画のロケ地と知って、嬉しさは普通の何倍でしたね。
ミラノはあっちでもこっちでも高層ビルが見えました。行きたかったミラノ大聖堂の屋上、ここは何度で来るたびに登ると思います。