中高年の引きこもりが話題です。川崎で20人の死傷者が出る事件があったと思ったら、引きこもっている息子を父親が刺し殺した、という事件も続きました。
息子を殺してしまった状況として、となりの小学校で運動会をやっていて、その音がうるさい、小学校に乗り込む、と息子が騒いで親に暴力を振るったとかで、、
ずっとずっとこの息子のことは悩んでいたのでしょうが、川崎の事件のすぐ後で、もし息子がよその子供さんを殺めるようなことがあったら、と危惧してそれなら自分が殺そう、という経緯らしいです。
こんな事件、言葉もありません。当事者のその苦しさはどれ程でしょう。
この息子は母親を嫌ってずっと恨んで来たようです。男の子はお母さんが好きなもの、とも限らないんですね。
歴史上の人でも母親とうまく行ってなかった、という人は案外います。
8050問題とは50代の独身の子供が80代の親の面倒を見る、問題と思っていたらそうではなく80代の親が50代の子供を支える問題らしいです。
そんな中、昨日夕方の情報番組で、20年間引きこもっていた40代の息子が、専門家の突然の訪問で心のうちを話し最後は握手して、着替えを少しはカバンに詰めて、リバビリの学校に自らクルマに乗り込んで出かけて行った、というお話を見ました。
両親が以前から度々相談していて、更生のためのスクールの専門家に、息子には内緒で突然来てもらったようでした。
顔はモザイクですが、その息子はそのチャンスに安堵して喜んでいるように感じられました。
母親は体が弱いから自分はこんな生活から抜けて親孝行したい、と言ったんですね。
第三者が入ってきっかけを力づくでも作ってあげることも大事だと思います。
親御さんが心配していた暴れて暴力を振るうかも、ということにはならず、モザイクではありましたが息子は笑顔で家を出た感じがありました。
誰でも一度くらいは立ち上がるのがしんどくてちょっと引きこもっていた、なんてことはあると思いますし、、、、いつからでも始められる人生ですから、ご家族も前向きに元気出してやって欲しいです。
まあ親が手本見せるのが一番ですね。このご家庭はお父さんに問題ありだったようです。
息子を殺してしまった事務次官まで出世した男性のことは、不動産屋が今度すごい人が越してくると吹聴したそうですし、近所の人も偉い人だから先生と呼んでいたとのことですが、あんまり周りにそんなことは言わせておかないほうがいいですね、
誰がどう聞いて何感じるかわかりませんし、大惨事になる前に。
息子殺してスッキリと安堵したようなお顔は印象的でした。