なんとなくテレビのチャンネルを回したらショップチャンネルで、双眼鏡を扱ってました。高性能でスタイリッシュ、それが特別に安くなっていて、欲しいなぁと思ったのですが、実は双眼鏡は1つだけ引越しのたびに持ってきたものがあります。
その昔、Jリーグの試合を息子と見にいくために買った、オリンパスのもので、横浜マリノス仕様です。どこにしまったかもわかっているので出してきて、買い物に行くついでに外で使用感を試したら問題なく、しかもやはりこういうものは便利だと再確認。
Jリーグ発足のときは、これからは男の子も益々たいへんだな、と思ったものでした。日本の男の子は、小さい頃にはお父さんとキャッチボールして大方は野球ファン、ところがこれからはサッカーもわかったりできたりした方が良いとなると、、、
当時は埼玉県浦和市の社宅に住んでいて、浦和レッズがホームのスタジアムには近く、息子が贔屓にしていた横浜マリノスとの試合を見に行ったとき。井原とかディアスの時代、草創期です。
浦和レッズのサポーターは元気がいいので有名でした。スタンドの席について試合が始まるのを待つ間も、周りはレッズファンで盛り上がっています。
息子もフラッグとか、顔に貼るシールとか何かしら応援グッズを持ってきたのですが、レッズ一辺倒の雰囲気に、きょうはマリノスファンだってことアピールしないでおこう、とわたしに耳打ちしてきました。
なるほど、わたしより彼の方がさらになにかやばい殺気を感じ取っていた模様。わたしが反面教師か、子供たちは空気を読むのが上手。
例えば中野京子さんの、絵画解説などを読みますと、一枚の絵の中にたくさんのことを見ていらしてびっくりします。わたしはそれほどに気づくことはできません。
また、お城やら教会やらは、建物も広く天井も高くさらに細かく見ることはできません。だいたいがその雰囲気を感じることに止まります。大きさ、荘厳さ、豪華さ、逆に簡素さ素朴さなどはその場に立てば感じることができます。
せっかく使える思い出の双眼鏡があるので、今度旅行するときは持参して活用してみようか。ただ、双眼鏡は両手で使うので、脇が甘くなることは心配ですね。カメラかガイドブックは持ち歩くのでそれをバックにしまってからの使用となると、場合によっては面倒で使わなくなるかも。一度、旅行に携行するとどうなるか試してみたいです。
前にメガネになっている双眼鏡のあっせんを、やはりTVで見ましたが、レンズがまえに飛び出しているので、出目金のよう、あれはちょっとできないな、と思いました。