旅するイタリア語

10月から始まったNHKの番組でイタリア語講座のお仲間が、見てみて、と教えてくれました。イタリアが好きでイタリア語をマスターしたいと言う東儀秀樹さんが、イタリア人の女性講師と旅しながらイタリア語を学んでいく番組です。

冒頭のピンチョ広場へ向かう道を東儀さんとその女性がバイクの二人乗りでカーブを曲がって来て、それだけで、いいなあ、またいきたいなぁと、胸がキュンとします。

1回目はトレビの泉、ここに行った時修復工事中で実際を知りません。2回目の放送はナヴォーナ広場で朝ごはんの様子。ここに行った時は、迷いながらこの広場に入った途端に、なんだか違う命が吹き込まれたような伸びやかさを感じ、ローマでも特別に感動した場所です。

人々に長きにわたりポピュラーに愛されて来た場所の持つ力なんだな、と感じたものでした。ガイドブックにはかならず載っています。

番組の30分はあっという間です。東儀さんはわたしの印象ではイタリアとは反対のキャラのひとですが、フレンドリーで楽しいイタリアがお好きなんだな、と伝わってきました。ちゃんと勉強したことはないとのことですが、音楽家は耳がいいですからね、どんどんハキハキ話されますし、それにイタリア語はカタカナ読みのようにはっきりと発音すればいいので、とっつきやすいと思います。

まだ2回が終わったところですが、ビデオに録画して繰り返し見ます。ローマからだんだん北のほうへ行くと言うことなので今後も楽しみです。あと、番組の最後に毎回スペシャルなゲストのコーナーがあり1回目はヤマザキマリさんがウフィチ美術館で、レオナルド ダ ヴィンチの「受胎告知」、2回目は野村 雅夫さんがビスコンティ監督の映画「山猫」について解説してくれました。

どちらも見応えありました。

きょうはいよいよ日常に使っているものの荷物の梱包です。朝は一番で郵便局やらで用事も済ませて気持ちがいいです。何回も経験している引越しで、いつもなんとかやって来たのに今回はなんとなく心配しています。年齢ですかね。転勤とかで追い立てられているわけでもなく、時間は一番かけられるのに、、、まあ命取られるわけでもないのでおおらかに頑張ります。