娘の披露宴に、わたしは黒留、妹は色無地、娘は振袖で華を添えたつもり。8月に入ると細かい準備で急に不安になることも。その一つが着物着用の際の半襟のこと。過去に自分で付けたことがありません。
母存命の時は母が、その後は着付けをお願いする美容院なり、ゲストとしての結婚式場では係りの人が、半襟付いてないんですね、ではつけておきます、ということで済んできました。料金も取られなかったんじゃないかしら?
ところが今回は新婦の側の当事者であり、準備段階で何度も園を訪れていてお顔も知れているし半襟をつけて持ち込んでと言われている以上は、、、、
悉皆さんにお願いすると一枚2,3千円はかかりますし、長襦袢を持って行って一週間くらい預けてまた取りに行くのが厄介で。夏の最中のことでグズグズしているうちにお盆休みに入り、悉皆さんも休暇になるし、、、、
で、自分でやることにしました。わたしは針仕事は嫌いじゃありません。やるとなったら綺麗につけたいし、アイロン出して寸法測って、で、順番に三枚の半襟を無事つけることができました。
わたしは黒留なので、今回は白の塩瀬をアドバイスに従ってふっくらと付ける、を意識して。妹には綺麗な刺繍の半襟を柄の出方に気を使って。娘には伊達衿を二枚重ねてくださるとのことで半襟は白。
取り掛かれば案外さっさと済んでしまうこと。今後は上のクラスで着付けを習うより、むしろ和裁をやりたいかも。青山きもの学院では和裁も教えてくださいます。
着物は縫えなくても、半襟を上手に綺麗につけるコツや、そんなことだけでも習えば違うと思いますし、今回は自分でつけて準備して、着たときの満足感や楽しさが増したように思います。着物って本当に楽しいんですよね。
妹は着物をたたむのが好きだそうで、当日は3人分の着物と長襦袢を綺麗にたたんでくれました。わたしはモスリンの紐を15本たたみました。披露宴の余韻に浸りおしゃべりしながら結局1時間以上かかりましけど、着物と関わるのはそのくらいの余裕も必要です。
娘は振袖脱いでドレスに着替えて二次会に行ってしまいました。待っててくれた主人と妹と3人で大荷物抱えて帰りました。