第一印象は良くなかったプラハ

チューリッヒ経由でプラハに着いたのは夜に近い夕方。

共和国広場は旧市街の中心的なところと思っていたのに、人も思ったより居ないし、何か殺伐とした、聞いていたおとぎの国、、よりは社会主義国の色を余計に感じてしまい、あれぇ?といった感じ。

空港も閑散として、ここは国際空港でしょ?と娘に確認してしまったくらい。

多分気候も関係ありますね。ゴールデンウィークでさえ零下になることもあるそうですし、オシャレよりは防寒優先な感じで色目も少ないし、若者も男女のカップルより、男性の5、6人くらいのグループ、女性もグレープが多く、しかもたいへん体格が良く、男性は2メートルぐらいの人がいても特別な感じでもなく、女性も大きいですからなかなか目線は合いません。

体は大きいのに、表情は弛緩して目にも力はなく、にやけたような虚無的な青年が、朝早くから店のシャッターの前に座っていたり、、、、

旧市街で働く人たちは、お土産やさんとか食べ物屋さんなど、観光関係だと思いますが、そうでない人たちはどうやってご飯を食べているのだろう?とそれはどこに行っても考えてしまいます。

朝の通勤時も最後の日に遭遇しましたが、ラフな格好に運動靴、ぐらいの服装でご出勤です。

でもプラハも遠くに高層ビルが何棟か固まって建っているのが見えたので、そういうビジネス街もあるんだなと納得しましたけど。

チェコ語らしきものもドイツ語もロシア語もあまり聞こえず、英語も聞き取りづらいですが、イタリア語がすごく聞こえてきて。イタリア人はプラハが好きで観光客も多いそうです。

お土産やさんも心得ていてイタリア語で呼び込みされてますし。

観光地としてすごく人が行っているとのことでしたが、日本人はあまり会わなかったし、もう少し観光地らしくスムーズだったら、と思うこともあり、まだまだ進化していくんだと思いますが、古さを求めに行くのにその辺は矛盾してます。

観光地に暮らす人は大変だろうなといつも思ってしまいます。

第一印象は良くなくても、嫌な思いはしなかったし、よい出会いもありました。

今回は絵画も観ましたが数が少ないですし、それで音楽を聴きました。

それが素晴らしかったんです。まだ余韻が残っています。

わたしを連れて行く娘の苦労を今回は感じました。

わたしも少し慣れていろいろ見えてくるようになったからだと思います。

何もかもが不安であるはずのことも、わたしは娘に守られてさほど気にせず楽しく旅行できていたんだと思います。

ここに行きたい、とわたしが目星をつけたところになんとか連れて行かなくちゃと、頑張ってくれてたんですね。

わたしは究極の親バカなので、娘ならなんでもできると思い込んでるところから始まるので、、、、

そろそろ旅も自立しなきゃですが、一人で行ける気は全くしません。