翻訳という偉業

カズオ イシグロさんの本、読んでます。全部で8冊出ているようで、デビュー作から順番に読んでいこうと決めました。

イシグロ氏は5歳まで長崎で育ったそうで、父上が海洋学者でイギリスから呼ばれて、ほんの数年のつもりが、父上が永住を決意されたそうで、カズオ氏は30歳くらいでイギリス国籍を取得されたようです。

日本語は話せないとのことですが、そんなことはない、という情報もあります。

最初の2冊は日本人しか登場しませんし、翻訳ものだということをうっかり忘れてあっという間に読んでしまいました。

2冊とも子供が出てきますが、その会話がとても面白いです。いずれも並では賢い子どもですが、面白さはそのぐらいのレベルでないと表現しきれないでしょうね。

長崎には旅行したことがありますが、ひとことで言うとハイカラな街でした。

横浜も神戸もそう言われますが、港町の性質なんですね。

長崎といえば福山 雅治ですが彼は東京に出てくる前も相当にモテて大変だったそうですが、そんなに大きくない街ですし、そりゃ相当に評判で周りもうるさかったでしょうし、居心地は悪かったでしょうね。

上京して正解でした。

朝食はビュッフェスタイルでしたが、わたしの経験上のどこのホテルよりも品数が多く、充実していて、

特にフレンチトーストは、母が作ってくれてわたしが継承したものと、同じスタイルで嬉しかったです。

つまりパンの種類と切り方ですね。

イシグロ氏の処女作は「遠い山なみの光」ついで「浮世の画家」です。

次の3作目はあの映画化されてわたしの中ではトップテンにも入るか、という「日の名残り」でして、ちょっとドキドキ。

イシグロ氏なら裏切られないかな、とも思いますが。

すでに「わたしたちが孤児だったころ」を読みおわってますが、どうあの5冊目の本につながっていくのかも感じたいと思います。

前にも書いた記憶がありますが、長崎は軍艦島まで船で行きまして、そのトリップも印象深い思い出です。

ここは息子に行ってもらってちょっと慌てさせてみたいですね。なんせ船は木の葉のように揺れましたので。