今年は東京でカラヴァッジョを見よう

今年は日伊国交樹立150周年で、たくさんのイタリア関連の美術展など開催されますね。この絵は、わたしがもっとも天才的だ、と思うカラヴァッジョの「エマオの復活」という絵です。彼は下書きを描きません。それだけでもすごいと思います。暴れん坊で描いては放蕩の繰り返しで、とうとう殺人まで犯し、最後は炎天下に野垂死にします。

天才は太く短く生きて長生きできないのかな、と納得するし、でも、ミケランジェロなどは長生きです。ミケランジェロは、ものすごく働いて、お金持ちになったが、使う時間などない、と自ら言っていたそうです。稼いだお金は、兄弟や親戚を養うことに使い、そういう人徳で長生きできたのかな、と思ってみたり。

この絵はロンドン・ナショナルギャラリーのお宝。昨年暮れに娘が見てきたときの写真です。こんなお宝が、何枚も普通に展示されているそうで、いつか必ず行ってみたいです。