昼下がりの情事、タイトルは忘れない

毎日午後一時からNHKプレミアムで映画をやってます。日々何をやっているか確認はします。

古い映画が多く、歴史に残る名作の数々ですが、やはりあまりに古いのはどんなによくても見ていられないかなって感じです。

ところが今日は、「昼下がりの情事」オードリー・ヘプバーンとゲーリー・クーパーで何度も見ましたが、きょうはまた全く初めて見るような味わいで鑑賞しております。

オードリー・ヘプバーンはなんといってもわたくしには永遠のアイドルですが、ゲーリー・クーパーも結構好きですね。

この方は案外早くに確か60歳ぐらいで亡くなって、結婚されてもお堅い感じだったのに、一度不倫をしています。

その相手の女優さんは、もっといくらでも美人はハリウッドにいるのに、なんでまたこの人と?といった印象の野暮ったい執念深そうな人で、結構スキャンダルだったらしいですが、クーパーがつかまっちゃったんだな、とクーパーファンとしては決めつけてきました。

この映画素敵です。こんな夢みたいにロマンチックで豪華なお話し、この二人以外考えられませんが、役者さんはそう思わせるくらい化けますからね。

男優さんはほかに候補がいたようですが、自分は彼女の相手役としては年を取りすぎている、と辞退されたとか。

来週は「ティファニーで朝食を」やるらしいです。この映画はオードリーのギターを爪弾きながら歌う「ムーン リバー」がよく、奇妙な娼婦の彼女が可哀そうで、音楽聞いただけで滂沱の涙、、、そんな「ローマの休日」と同じくらい好きな映画です。

そう言えば、この娼婦のオードリーが恋するジョージ・ペパード扮する若い作家の、うんと年上のお金持ちのスポンサーのおばさまが、先程のゲーリー・クーパーとスキャンダラスな不倫騒動のあった野暮ったい女優さんです。

この映画でも、若いツバメを離しそうもない感じが怖いですよ。

オードリーの映画はどれもなんとなく泣けますね。可憐で心の美しいオードリーの心根が演技に投影されるからでしょうね。こんなに心の美しさを感じる人はいません。

きょうはいい映画を、何度も見た映画を、初めて見たように印象深く鑑賞できていい日でした。気持ちが落ち着いている証拠かな、と思います。