今年は運勢がよくないので、こういう時はじっとして勉強するのがいい、と聞いて特に西洋美術史とイタリア語は日々丁寧に、少しでもやっていくことを目標にしています。
モチベーションの維持としては、二歳半になる初孫のMちゃんの存在はもちろんですが、昨年11月の頭に生まれた息子の長男や、出産をまじかに控えた長女の赤ちゃんや、そんな新しい命の存在が大いに影響しています。
常に学ぶおばあちゃんの姿を示していきたいですし、知ったことを孫たちにもシェアしていきたいです。
で、西洋美術史を趣味として勉強していくきっかけになった美術展は2008年の7月に行った上野の国立西洋美術館でのルーブル展だった、と記憶していて、、、
そこで人垣の隙間から見た、ルーベンスのギリシャ神話を題材にした絵を観て鳥肌が立ったのに、、、、
そしてその後たくさんの絵画を観て来て、鳥肌がっ立ったのはその時と、やはり東京で観たモネの「印象、日の出」の二つだけなのに、ルーベンスもモネもあんまり好きじゃない、、、、という落ちを付けて語ってきたものでした。
ギリシャ神話はヴィーナスぐらいはわかりますが、ほかはギリシャ神話だな、というそうとう大雑把なくくりでとらえてきました。
昨年からウエブで美術講座を受けて来て、その先生が西洋美術の鑑賞にはキリスト教とギリシャ神話は欠かせない、とおっしゃってしっかりお勉強させてくださいますから、満を持してギリシャ神話始めたら面白くて夢中になってます。
で、あの時のルーブル展で鳥肌がたったルーベンスの絵は何だったのか?知りたくなってその時のカタログを古本で買いました。
安いですよ、かなり状態がよくて500円しません。ですが湿った本棚にずっとしまいこまれていたような黴臭さがありますがカビは生えてないし、10年以上たってますから良しとしましょう。
そして人間の記憶っていい加減なものだと再認識、、、2008年と思っていたのは2009年が正解で、最終日の七夕の日に行った記憶も大間違いで、この展覧会は6月14日まででした。
ですがカタログをめくってみてしっかりとその時鑑賞した絵画の数々を思い出しました。フェルメールの「レースを編む女」、ほかにベラスケスもありましたし、花や花瓶などの静物画に魅せられた記憶もしっかり蘇りました。
そしてその鳥肌が立った絵は「ユノに欺かれるイクシオン」なるほど。今ならユノはローマ神話上のヘラ、であることや、イクシオンとの逸話もわかりますし、絵画を観ても何が描かれているか解釈できます。
このころからちょくちょく東京や横浜、時々は地方に旅行した際に地元の美術館に行っていろいろ作品を見てきましたが、だいたいは印象に残った作品のポストカードをお土産に買っていました。
ですがある時期からはカタログを買うようにしています。自分は好きなのにポストカードがないこともありますし、展示作品はすべて掲載されていて、その上専門家の解説なども充実した貴重な資料となる、カタログのほうがお得、と気づいたからです。
集めたカタログを読み返していますが、難しくてパラパラ作品を見るだけだったのも、興味を持って読める部分が増えて来て、今後はこのカタログでも相当勉強ができると感じています。
実は最近は、美術展にも以前ほどにはせっせと行かなくなりました。ですがこうしてカタログを見ていると、海外にまで行って観る作品が日本に来たならそれは観に行くべき、と思います。
Mちゃんが娘のお腹にいた時に、新国立にルーブル観に行って、赤ちゃんの時には上野にクリムト観に行ったんじゃなかったかな?
今は印象派をやっているんじゃなかったかしら、、、、どうなんでしょう、コロナ禍で、、混んでるんでしょうか。