東京タワー〜オカンとボクと、時々オトン〜

10年くらい前ですか、リリー フランキーの「東京タワー」という小説がベストセラーになりましたね。地方の方が東京に出てきて、その象徴としての東京タワーなんですかね。

小説も読みましたが、テレビドラマも見ました。最初、速水もこみちがボクで、オカンが賠償美津子。次は大泉洋がボクでオカンは田中裕子でした。

その後、映画でオダギリ ジョーと樹木希林でやったのは見てません。リリー フランキーがオダギリ ジョーだし、オカンはまだまだ若くて元気なので、ちょっと違うかな、という感じ。

オカンが素敵な方で、町の人気者、外に出ればあっちからもこっちからも声がかかり、それをまた気持ちよく上手にあしらい、そしてお料理上手。いつも家にはボクの友人やらが何人も来ていて、オカンはボクにだけでなく皆にもすごいご馳走を振舞います。あっという間に美味しい豊かな食事を振舞い、それにはかなわないな、と思ったものでした。

リリー フランキーはお母さんの料理上手で、誰にもいつも気持ちよくご馳走をふるまってくれたことが忘れられず、それが自慢でこの小説を書いたんだな、と思いました。育ちのいい方なんですね。

オトンは蟹江 敬三で何をしている人なのか、フラフラしていて、でもオカンはオトンに惚れていたようです、そんな印象でした。もう、細かいことは忘れてしまったのですが、この小説のことは時々思い出します。

一番好きなところは、というか、過去に読んだどのお話よりも一番と言ってもいいな、と思っている場面は、子供の頃から九州の田舎暮らしで、狭い世界で生きてきて、そこには友達も身内もいて人気者なのに、東京に出て、そこそこなんとかやっているボクが、東京で一緒に暮らそう、と誘うと、迷うことなく身一つで出てくるオカンの潔さ。ほんとに息子を信じ切っていて、一人息子との絆さえあれば、他のことを捨てることなどなんでもないんだな、と、立派なオカンだなと思います。

速水もこみちも、大泉洋もこのドラマで贔屓になりましたね。オカンもお二人ともよかったです。

オダギリ ジョーはあまり見てなくて「ゆれる」は、たまたまテレビでやっていて見ましたが、香川 照之がよくて、まあ、辛いお話でした。

樹木希林は、昔郷ひろみと歌って踊ったりしてましたし、あと、たしか前のお名前、悠木千帆とかいう女優さんだった時は、知的な役がお似合いのスレンダーなタッパのある方という印象でした。