楽しみにしていた、ミケランジェロのピエタ

ミケランジェロの「ロンダニーニのピエタ」です。彼は4つのピエタ像を残しており、これは最晩年の作品で未完ですが、最後まで手を入れていたそうです。

キリストがマリアをおぶっているように見えますがピエタって、亡くなったキリストをマリアが慈愛を込めて抱くというテーマではなかったかしら?

ミケランジェロの最初のピエタはバチカンのサン・ピエトロ聖堂にあり、ローマに行った時に見てますが、写真が出てきません。並べて見たかったのですが。

ミラノのお城、スフォルツァ城は城塞といった面持ちの建物ですが、今はいくつもの博物館や美術館になっているようで、この作品だけが展示されたここも正面の門を入って左にある、美術館です。

掘りに水はあるかね、と側に行って覗いて見たら草が生えていて猫が日向ぼっこしてました。

今回ミラノで最初に泣いたのはこの作品を見た時です。ミケランジェロはすごく長生きして仕事ぶりが勤勉で、生前から富を築きましたが、使っている暇などないと言ってたそうで、貴族の出ですが、兄弟、親類縁者を経済的に援助したともどこかで聞きました。結婚もしなかったし、ミケランジェロはわたしは好きですね。