古い知己に癒される

暮れに、まだGo toトラベルをぎりぎりやっていた時に家族と一泊で行った箱根の芦ノ湖、桃源台から遊覧船に乗るところ。

お子さんを両手につないで、前を行かれる方は、船の中でもたびたびお見掛けしました。

今見ればすごい好天だったんだな、と思います。素晴らしい、、、雲が好きなのでハッとします。

昨日はウィーンフィルの恒例のニューイヤーコンサートの再放送を見ました。無観客での演奏会でした。演奏が終わりますと団員同士で拍手をして讃えあいます。

アンコール曲はやはり「ラデッキー行進曲」でした。何度かやはりアンコールとして演奏したことがありますが、胸が躍る楽しい曲です。

そして今日、電話帳を整理していて、ふと会社勤めのころの先輩に電話をしてみましたら、なんとご本人が出ました。

わたしと20歳違いだから85歳です。ずっと同じところにお住まいだそうで、ご主人もお元気でお二人で暮らしていらっしゃるそうです。

この先輩は美人でスタイルもいい方ですがズーズー弁です。全く直す気も隠す気も当時からなさそうで、それが味になってましたし、ネタにしていたようにも思います。

勤務先は金融機関でしたが、お客様対応などもされていたことはあるようです。クレームのお客さんに、訛りから同郷とわかって、しかも彼女の出身校は田舎ではトップ校、学校はどこ?と聞かれてそりゃ優秀だ、と褒められてクレームがすっかり収まった、なんていう話しも聞きました。

昭和10年生まれですから、わたくしの母とも五歳しか違わなかったんですね。お子さんを保育園に預けて定年まで勤めれられたそうですが、当時は女性は結婚したらだいたい家庭に入りましたし、子供を保育園に預ける人もそんなにいなかったし、第一保育園も大してなかったはず。

後から入ってくる若い男性がどんどん抜かしていく、女性としては面白くないような悔しいようなそんな経験をさんざんされてきた世代ですが、そんな先輩たちのおかげで、娘たちは今は子供を保育園に預けながら定年まで働くのが当たり前になっていて、

きょうは何分話したか、、とにかく面白い話をたくさん聞きました。お話した感じは昔と同じですが、足は悪くなって、外出時は杖をついているそうです。それでいいですよね、無理してはいけません。

実はこの方のお子さんが通った保育園は、今Mちゃんが通っている保育園のようです。息子さんは50歳ぐらいでしょうかね。

昔は保育園の前にお風呂屋さんがあったとか。

ズーズー弁でもお洒落な青山に暮らされていたのがミスマッチでない格別な個性の方です。

コロナが落ち着いたら会いましょう、と言ってくださいましたが、いつか会えるかな?100歳までもお元気そうな方ですから、きっと会えますね。

明日も寒いでしょうかね。ちなみに箱根から二週間は経ち、同行した家族全員問題なしで、ほっとしております。