戌年のお義母さんだったので

お義母さんの家にあった犬のお人形です。いよいよ出棺の時に、棺の中に納めるお義母さんにちなんだ品を、みんな持ってきてました。

家族葬で平日ですから、参列者は限られた人数ですが、その数は相当なもので、こんなにいろいろなものを入れられた棺ってなかなかないかもしれません。

わたしはお葬式ってあまり出ないのですが新記録です。

わたしは手ぶらでしたので、気の毒に思ったのか主人がこのワンちゃんを持たせてくれましたから、無事に皆さんに倣って棺に納めることができました。

そのほかには納骨の時には1番愛用していたなんと12万円の眼鏡とイヤリングを納めてましたけど、、、それも初めての経験です。

両親をすでにかなり前に送っていますが、なんにも入れてあげなかったしそんな発想もなかったわたくしは親不孝だったかな、、、なんて思いませんけどね。

こういうことをわたしはセンチだな、と思うタチです。一時間後には焼かれてしまうのですし、また来世に新しい人生を一から始めるんですから、裸一貫から、がいいですよ。

ですが遺品整理で捨てるに捨てられず、みたいなものが残って、ものが減らないなら棺に納めて焼いてしまって、ちょっとついでにセンチもいいかもしれません。

こういう基本の考え方はちょっと違うかな、というところです。わたくしは現実的で、確かなものを信じたいので。

お葬式にあまり出ないのは、儀礼的なら意味がないし時間もお金もかかるので、、、出なくちゃならないお葬式は行きます。

亡くなってしまった人のために行くことも、残された遺族に対して行くこともあります。

自分の葬式に誰も来てくれなくても全然平気なので、、本当に泣いてくれる、がっかりしてくれる人が送ってくれればいいですが、そんな人いなかったら、最後はどうなるんでしょう。

三人子供がいますから、だれか一人くらいは葬式出してくれるかな?

社交的で毎日忙しく華やかに過ごしていた義母ですが、コロナ禍で皆が会いに行けなくなったことは、ちょっと弱くなることを進めたと思います。

でもCovid-19で亡くなったわけではないことはよかった、と皆で話しました。

享年99歳、80で逝った母を思えば十分ですが、まだもう少しご縁が続くと思っていたので残念です。また来世で縁があれば会いましょう、、また縁したいお義母さんでした。