石原慎太郎氏が亡くなりました。
昨日から情報番組やネットニュースでも氏の経歴などが紹介されていますが、わたくしの感覚では裕次郎さんのお兄さんであり、東京都知事をされた方、という印象です。
若くから政界に出て大臣などされていたことは忘れていた、というか知りませんでした。総理大臣に打って出られたことも、そんなことがあったようにも思いますが、石原氏に限ってはいつも今に話題性があり過去などわざわざ問うこともない感じでしたよね。どの時も。
1955年にに「太陽の季節」で芥川賞を獲られたというのも、その年にわたくしは生まれていますから、後年さんざん話題として聞いていても、わざわざ読もうとは思いませんしね。
ですがたくさん作品を残されていて、最後まで書いていらしたそうですし、政治家を引退されてからも作家としてのお仕事を続けられ、しかも作品を幾つも残されていた晩年であったことも素晴らしいし、わたくしはそこに一番感銘を受けました。
今は次男の良純さんがご活躍で、クイズ番組などでの回答ぶりも素晴らしいです。昔の慶應ボーイは優秀だな、と思いますね。まあわたくしよりは年少のようですけど。
最後は末っ子の画家をされている息子さんが駆けつけて、お顔や頭をさすったら静かにあっという間に息を引き取られたそうで、素晴らしいご臨終と思います。
たくさんの方のために力を尽くされてこられた賜物と思います。
ご家族皆さんに尊敬され愛されてきた慎太郎さんですから、他人が心配することは微塵もなく、そこが一番生きざまとしても素晴らしいと思います。
遺族の骨肉の争いとは無縁でしょう。ご冥福をお祈りいたします。