階段は老後の一大事

娘の家で結構一番好きかな、と思うところは階段です。昨年まだ工事中の家を点検に行くたびに、だいたい予想通りの出来だけど階段は、お母さんは何か言いたくなるかも、、、と言われたことが一度ありました。

いえいえ言いたいことなどありませんよ、、、この階段気に入ってます。

限られたスペースに作るので、急だったり狭かったりするのは仕方のないこと、、、と思っていたのですが十分で、しかも明るく、上がった先の二階への期待が膨らむ、、、そんな階段です。婿さんの設計ですがなかなかです。

さて、最近老後の生活設計と言いますか、お金のことなども勉強しています。

60歳代になったらやるべきこととしては、年金の繰り下げ支給の申請、、、、これは済みました。断捨離も5年前の引っ越しで大掛かりなのはやりました。でも暮らしていきながらまた物は増えますし、必要なもの、いらないものは変化しますから一度やればいい、というものではないです。

最近では長女に言われて洗面台の棚を整理しました。おかげで相当空きスペースができました。

そして住居のこと、、、年取ったら常にどこに暮らすかを考えるべきなんだそうです。

それもわたくしどもは5年前に一戸建てからマンションに越して済んでいる、と言えますが、でもここが終の棲家、とも思ってません。

ですが終の棲家としてもエレベーターはありますし、スーパーや病院や薬局も近く駅にも近く、目の前にはバス停もあるし、下はスーパーで隣はファミレス、ですから炊事もいよいよできない、したくない、となってもお金さえあればお腹は満たせます。

ある日、娘と娘の暮らす街を歩いていたら、お母さん、このマンションなんかどう?と申します。

新築工事中でした。いいね、、、駅からも近く、二人の娘たちの家からも近い、、、スープは冷めそうですがそんなところに暮らせたら楽しいでしょうし安心です。

ですがノリのいいわたくしがいいね、とは言いましたが、新築は贅沢だし、手が出ないんじゃないかな。

そこで娘の暮らす街の中古マンションを調べたらあるある、たくさんあります。しかも古い、ちょうど我が家と同じくらいの古さ、、、そして中は綺麗にリノベーションしてあるのもいっしょ、、、、値段も5年前に買った時と同じくらいです。

違うのは広さは、、半分まではいかなくてもやはり東京と我が家の横浜では広さは同じとは行きませんね。

で、今度は我が家は今、いかほどの価値があるか調べたら、、、、買った時より5年古くなっているのに、値段は上がっていて売りに出されるのを待っている人もいるらしいです。

こういう情報は悪い気はしません、元気が出ます。

だったらここ売って、娘の近くのマンションに行けるな、と思いました。狭くはなるけれど、他の良さがありますからね。

で、階段に戻りますが、年取ったら住む家のことは常に考えなさい、というのは階段の問題があると思います。

わたくしは66歳でもまだよれよれはしてませんが、階段などは一段一段踏みしめて慎重に上り下りするようになりました。

駆け降りるのは踏み外しそうで怖いから何年もしてません。ですから余裕を持って早めの出かける、移動する習慣がつきました。

娘の家では階段を使わなければ生活は成り立たないので、いつまでかな?と思うことは、、、、、いえいえまだないですけどね。

まだだいぶ先まで問題ないとは思いますが、Mちゃんを抱っこしているときは、じっとしててよ、、、急に動いてびっくりして、おばあちゃん階段落ちちゃうからね、、、などと言ったりはしています。

Mちゃんはそういうことはしっかり理解できるので、じっとして抱っこされてますけどね。

うちのマンションは相当古いですが検索するとどこもかしこもそんな古いマンションばかりです。まだ価値がある、と思うとありがたいですが、地震大国の日本で、今後は古いマンションがどうなっていくのかは気にはなります。

その辺を勉強してみようかな、、、、マンション建て替えに関する法律も整備されつつある、と不動産屋さんから聞きました。まだ全国的にも数百くらいの事例。建て替えの間は仮住まいですし、どこにどう暮らすかも問題で、とにかく老後は健康とお金が大事なようです。あと家族。

瀬戸内寂聴さんが亡くなったそうです。秘書の方との仲良しぶりを晩年はアピールされてましたが、最近はあまりにも寂しがっていて甘えていて見るに忍びない感じでした。ゆっくりお休みください。