長生きリスクにはリタイアしないでしのぐ

年金の制度が変わったお知らせがありました。お知らせをいただくまでもなく知っていたことではありますが。

普通なら65歳からいただける基礎年金が70歳まで繰り下げができる制度だったのですが、この四月からは75歳まで繰り下げ可能になった、ということです。

昨年10月に70歳になった主人は、すでに70歳になった時点で年金をいただいてますが、わたくしは、、、そして妹も年齢的にこの新制度に該当しますので、実際未来のことはわかりませんが、一応75歳まで繰り下げようと思ってます。

そうするとこれが凄いんですよ、、、

70歳まで5年間の繰り下げでは利息が付いて142%増しで支給されるところが、75歳までさらに五年延ばすとなんと184%いただけます。

そして87歳までいただくと、65歳から受け取ってきた額ととんとんになり、その後はどんどんお得になる。、という計算です。

この場合長生きしてこそですけどね。

15年くらい前は、定年になった方とお話すると、資格取得した時点から年金は受け取ったほうがいい、というのがもっぱらの意見でしたが、最近は長生きリスク、という懸念がありますから、いろいろ長生きしてしまった時のことも考えておかないとね。

で、もし余命宣告されたり、先はそれほど長くない、となれば過去の分の年金を一括で受け取ることもできますし、そこからその時点の利息が付いた年金額を、年金としていただくこともできます。

一時金でいただくときは利息は確か付きません。でも、お葬式代は賄えそうですよね。

よく保険の宣伝に、葬式代くらいは残したい、、、というのがありますが、わたくしの場合は67歳になって二年分たまってますから、お葬式は出せそうです。

年金もまだ関係ない、、とか計算が面倒、、とかよく制度がわからない、、とかでスルーしてきましたが、主人がいよいよ年金受給者になろう、というころいろいろ勉強して、支給額を一円単位まで計算して、役所から届いた通知とその額が合致しまして、、、これはなかなか複雑な計算ですがよく理解した結果でもあり、それからわたくしも将来の自分の事でもあるますし、関心を持ってきました。

こういうこともたびたに制度が変わるようで、、、主人の時はそれほど昔でもないのに、収入があると年金は減らされました。主人はこのことには時々、、まるで働いてはいけないような変な制度だ、、、と言っておりましたね。

まさか繰り下げ制度にかかわることになるとは昔は思ってもいませんでした。年金は60歳になったら支給されるもの、と認識してきた時代は長いですが、こういうことは分かりにくい、と思わずにどんどん問い合わせたりわかっている人に聞いて理解して安心感、というか将来へのメド、を立てるのも大事かと思います。

わたくし自身、まだ年金はいただかなくても何とかやっていけてるわけで、ありがたいことだな、、、と感じております。