新型コロナウィルスで、もやもやの日曜日も終わります。昨晩から今朝にかけて全く眠れず、夜中トイレから戻った主人にそれを申しますと、昼間寝てればいいよ、、、
とのお返事。ありがたく頂戴し、結局今日は、昼寝をかなりして、これから元気になりそうです。
まだ7時半、どんな時も寝れる主人は、もう就寝しました。
かようにすれ違っている私どもですが、これが無事の秘訣ですかね。
さて、、、いつまで続くのか、政府はどうお考えなのか、感染者は増えているのに、、、
わたしなどは、あまりに外出しないから、逆に何かで出かけるとなったら、免疫なさ過ぎて怖い感じもします。
中野 京子さんの本を二冊読み終えました。前なら、面白さからあっという間に読んでしまえたのに、最近は集中力が持たなくて、中野さんの本といえども、やっとです。
ここ何年も繰り返しいろいろな先生の美術に関する本なども読んできて、絵も相当見て来ましたから、それなりに知識も増えて来ましたが、今回初めて知って、びっくりしたことは
あの印象派のモネが生涯に2回結婚していて、その二回目の結婚があまりにもドラマチック、不可解ともいえますが、凡人には理解しがたい、縁があったのかも、しかもその縁は、結婚した当事者二人だけでなく、お互いの一回目の結婚の配偶者や子供たちも含めて。
最初の奥さんはモネのモデルをさんざん勤めたカミーユですが、二人の子供ができたところで、そもそも病弱だった彼女は20代後半という若さで寝込んでしまいます。
モネは人生後半からは経済的にも恵まれた画家ですが、そのころは貧乏で、仕事としてブルジョアのお屋敷の壁画を描くために通うことになり、そこで5人の子供がいる、奥様と仲良くなります。
ところがこの有名なデパートオーナーのブルジョアがその後案外すぐに破産して、家族7人、そのころには奥様のお腹には6人目の子供もいて、一家でなんとモネの家に転がり込んできます。
奇妙な共同生活は、その後ブルジョアだった旦那が失踪して、モネの奥さんが32歳で亡くなっても続き、最後まで添い遂げますが、正式な結婚は失踪した夫が死亡した、と確認されてからのことで、その点は筋が通っています。
こんなことがまかり通ったのは、6人目の子供がモネの子だ、ということが周知のことだったから、文句の出ようがなかった、ということもあるらしいですが、その後は、奥様の連れ子をモデルにかなり描いてますし、貧乏なのにそれだけの家族をうちにおいて食べさせるのもなかなかできることではないな、と縁の不思議を感じます。
大家族仲良しの写真も残っています。
この話し、誰もが知っている話かもしれませんが、わたしは印象派に全く興味がなく、ドガやマネはまだ好きですがモネは流して観てました。だから二度目の奥さんのアリスのことは、この度覚えました。
不思議なもので、わたしは巨匠のルーベンスもあまり好きではないのですが、過去に実際の絵を見て、二回鳥肌が立ったことをしっかり覚えておりますが、最初はルーベンス、そして二度目はモネの「印象 日の出」でした。
両方東京上野の国立でしたけど。好きではないが、感動はしたからそれは嬉しい経験でした。
また鬱陶しい苦しい一週間が始まりますが、自分なりに課題を見つけて片付けていきたいです。
画像は、モネの最初の奥さん、カミーユのデスマスク。