イタリアの家庭料理を習う

イカスミペースト。カルディで売っているそうです。

なんとイタリア料理教室に行きました。

何かしらイタリアに絡むことがしたいのですね、きっと。イタリア料理の食材や名称、どのような組み合わせで提供するか、ワインとのマリアージュなど学べれば、レストランで食する時もまたちがう楽しみがあるかな、と思いまして。

体験で参りましたが、クラスのレギュラーの方が楽しくて気持ちよくレッスンできました。

毎回2本くらい、お料理に合わせてワインをご用意くださるそうですが、今回はプロセッコと白。

普段は赤ワインばかりでプロセッコも白もむしろ敬遠してきましたが、しっかりとした香りと味わいで、先生のお友達が毎回チョイスしてくださるとのこと。大変美味しくこれをいただけただけでも価値はあると思います。

みなさん慣れたご様子で、初めてのわたくしにもいいタイミングでお代わりに気配りしてくださり、そんなところも気持ちがいいです。

毎月一回、五年で一回り、五年間はレシピが重ならないそうです。

また先生は、毎年イタリアのどちらかにお勉強に行かれていて、そんなお話もお聞きできそう、と選びました。

イタリアの家庭料理は下ごしらえに手間暇かけて食材も豊富に使うのに、ペーストにしてパンなどにつけて食べたりと、手間がかかる割りに地味な仕上がり、その代わり手間がかかっている分味わいは深いです。

この料理も鱈と野菜とを煮たものをミキサーで撹拌し、パテとして、焼いたポレンタにつけて食べます。

立派な鱈をなん切れも使って影も形もなくペーストにしてしまうのはとても贅沢。

イタリア文化を知るにつけ、見た目の派手さよりも中身優先で、その辺がすごいなと思います。

ポレンタは一度食べてみたかったもの。トウモロコシの粉を何十分もひたすらお湯で捏ねて、そのままだったり焼いたり揚げたりで食べるそう。

お米や小麦粉が取れない地方の苦肉の策の本来は貧しい食べ物なんでしょうが、興味津々。

でも、まあ、そんなに美味しいものでもないです。味付けは塩を少々で、とにかくトウモロコシの粉をそのまんまです。

先生の手際を見ているところと、実際に生徒が手分けして刻んだり洗ったりする配分もちょうどよく、調理の後の会食とおしゃべりとで、あっという間の4時間でした。