三森 のぞみ先生のイタリア史の公開講座を早稲田で聞いて来ました。10回講義の4回目です。今回は中世ルネサンスイタリア時代の五つの大きな国家の、そのひとつである教皇国家の歴史です。
きょうは特に面白いお話を聞きました。ピウスニ世というシエナ近くのコルシニャーノ出身の教皇は自分の故郷を古代ローマのような理想の都市に作り変えたかったそうです。レオナルド ダ ヴィンチよりも時代が前で、レオナルドよりもさらにすごい万能の天才、レオン バッティスタ アルベルディの構想、アルベルディから推薦されたベルナルド ロッセリーノがそのアドバイスに基づき設計と施工を担当して農村のコルシニャーノはルネサンス理想都市へと生まれ変わりつつありました。当時は都市と格付けるには司教座があることが条件だったので大聖堂も建立してピエンツァと言う都市ができました。
この計画は教皇がなくなったことで未完となっていますが、とても美しい今でも居心地のいい空間だそうです。先生は今年の夏に行かれたとの事です。ガイド付きでないと見学できないそうですが、イヤホーンは8カ国語対応、もちろん日本語もあるので是非行ってみてとのことでした。
フィレンツェからは近いですが、行きにくい所ではあるようです。俄然行きたくなりました。まだ、イタリアはローマとフィレンツェ、ヴェネチアにピサしか行ってないのに、お話を聞くとあっちもこっちも行ってみたくなり余生が足りない、、
このお話は面白くて一気に目が覚めました。ピアス二世は1450年頃の人ですから、レオナルドは1452年生まれですので、その前のお話ですが、このアルベルティはとにかくすごい天才で、フィレンツェでは彼の設計のサンタ マリア ノヴェッラ聖堂のファサードを見ましたが押し付けがましくもなく、とてもバランスよく美しく納得ですす。
こんなお話を聞くと先生に教えていただいたことなどもふくめて旅行記をまとめなきゃと思います