フィレンツェ、サンタ・トリニタ橋の数奇な運命

画像は長崎市内のメガネ橋、アーチが二つで川面に映って丸く見えるのでメガネ橋ですね。

まだ行ったことのないフィレンツェのサンタ・トリニタ橋のお話で、画像は橋つながりで、、、フィレンツェ市内に流れるアルノ川には六つの橋がかかっていて、1944年、終戦間近に、連合軍に攻められて撤退するドイツ軍が橋を破壊したそうですが、有名な二階建ての金細工のお店が並ぶヴェッキオ橋は、歴史的に価値があるということで、破壊を免れたそうです。

そのお隣のサンタ・トリニタ橋は歴史はさらに古く、1252年に木造で作られてから、洪水などで流されたりの何度も憂き目に遭い、その度に作り変えられてきましたが、1557年に洪水で流された後、ミケランジェロの設計で三連アーチの現在の形の橋に作り変えられました。その橋はずっと健在だったのに、前述の大戦の折り、ドイツ軍に破壊されてしまいます。

ところが戦後落ち着いて、1955年から三年ほどかけて、フィレンツェの人々は川から、その橋の瓦礫を拾い上げて、それらを使って元のミケランジェロ設計の橋に修復したそうです。現在の橋がそれ。わあ、イタリア人てやはり凄いです。発想もすごいし、やるときはやるんですね。1955年なら、今時の人たちと言えなくもない、100年経ってないし、、、、

イタリア人ていいなあ、と思ったお話です。