婚約者に悪いから息子とイタリアは諦めた

ナポリのどこかの通りの建物です。先だって代休とった長女とランチして、でお盆休みに旦那さんとドイツに旅行、と告げられました。

新婚さんが仲良く旅行は微笑ましく喜ばしいが、ここのところ何年もわたくしと年に一回、もしくは二回は海外旅行してくれてた娘だから、ちょっとショックでもあります。

ご主人は確か結婚前は、お母さんと行くのは問題ないからどうぞ、と言ってくれてたはず、釣った魚に餌はいらない?

例えはふさわしいかわかりませんが、そこのところをうやむやにされたくないし、何事も最初が肝心。

ちょっと拗ねて問いただすと、旦那さんはお母さんはいいの?と気にはかけてくださってるようです。

でも夏休みとして、2人一緒に取れる休暇が1週間確保できたところに割り込むほどわたくしも野暮じゃありません。

今後お婿さんが汗水流して働いている時に、娘が休暇を取ったらその時にはわたしと行ってくれる、といったことらしいです。

そしてその長女が秋にあるイタリア語の検定を受けてみようかな、と言ってまして。

そして時を同じくして早稲田エクステンションから秋冬講座のパンフレットも送られてきました。

三森 のぞみ先生のイタリア史講座、垂涎もののメディチ家、しかも傍家の歴史です。

メディチ家は兄の系列のいわゆるルネッサンス期に被る前半の歴史の方は案外お馴染みで把握しているのですが、そちらが絶えて後半の、弟家の歴史になると良くわかりません。

トスカーナ大公、と言われたその時代ですよね。いいなあ、受講したいなぁ、、、、、

そしてシチリアの作家の推理小説「モンタルバーノ警部もの、悲しきバイオリン」も昨日読み終わりまして、最初アマゾンの書評で見つけた時はイタリアの刑事物?と思ったのですが、

面白いんですよ。シチリアのきつい訛りがネックで2冊しか翻訳されてないんじゃないか、と言ってる方もいますが、

その訛りのせいなのか独特の翻訳なんですが、でも紛れもなくイタリア、しかもシチリアの空気、命のようなものが伝わってきて、読んでいる間は犯人探しより、そのイタリアの空気感が楽しくて、読み終わってちょっとさみしいような気もしています。

シリーズは10作を超えるようですから、どなたかさらに翻訳してくださることを期待します。

で、ここのところわたくし的にはイタリアブーム再燃といったところです。

この夏を体力的にもどう乗り切るか、そのあと締め切りギリギリでもいいので、受講などいろいろ決めていきたいです。

取りあえずもう一冊翻訳されている「おやつ泥棒」例のモンタルバーノ警部ものですが、それは有隣堂も八重洲ブックも取り寄せ、とのことなのでアマゾンで注文するつもりです。

人生のここに来て、イタリアに興味を持って取り組めることは幸せなことと思ってます。

なんだっていいけれど簡単には尽きない課題があれば命をつなぐこともできそうですしね。

この三森先生の秋講座、メディチ家の歴史を逃してはいけない気持ちもします。