フィレンツェで最初に見る聖堂

フィレンツェには幾つか鉄道の駅があるようですが、旧市街地に観光で訪れるのはフィレンツェ中央駅、サンタ マリア ノヴェッラ駅で、私たちのホテルはこの駅近くでした。

したがって最初の見学は駅前、サンタ マリア ノヴェッラ広場のサンタ マリア ノヴェッラ教会から。ファサードと言って建物の前面はダ ビィンチより先に生まれてきて、ダ ビィンチばりに全能の天才、レオン バッティスタ アルベルティの設計によるものです。

たいていファサードの設計者は特記されるものですが、今回はその意味がよくわかりました。ファサードは近くを通りかかるたびに、遥かに見えるたびに写メに撮らずにいられない美しさですが、建物の全体はこんな感じ。裏側から見るとこんな感じです。

これはこれで、ドメニコ会の厳格さを伝える風貌ですが、ファサードとは比較にならない質素さですね。

教会内には美術史的に価値のあるものが飾られていますし、それらは事前にチェックしてあり、見てきました。どこの建物でも同じです。事前にここでは何を観るべきか、視点は美術史ということに絞って勉強してきて、それらを観てあとはざっと流します。

私どもは仏教徒で、宗教的に感銘を受けるより、建物や絵画、彫刻などのバランスや荘厳さ、華麗な美しさを感じとって見てきました。どこに行っても大きさには感動します。

前面だけ豪華というのも、苦しいふところ事情を感じますね。逆にメディチ家などは、外観を質素にして庶民の反感を買わないように気を使い、内部はありえないほどの豪華さ、というコンセプトで造られていたり、本当の贅沢、富を感じました。

イタリア人は深いですよね。すごいご先祖様がたくさんいる国ですし。もちろん日本にも立派な先人の血が流れてますけども。