トリノで1番好きだった広場のお屋敷

早稲田エクステンションで三森 のぞみ先生のイタリア史、聞いて来ました。今日もお話しは盛りだくさんでした。

冒頭にイタリア王国に統一された時の経緯に触れられて、先だって行ってきたトリノは、王国統一時の首都でしたし、統一に尽力したサルデーニャ王国のサヴォイア家の名前や、カブール宰相、ガリヴァルデイ将軍の名前も出てきて、興味深く聞きました。

人は知っていることにこそ興味が湧くもんですしね。で、画像はトリノのカリニァーノ宮殿です。波打つ宮殿の前面がわかりますでしょうか?これこそが装飾過剰気味でわたくしの好きなバロック様式です。

ここは、イタリア王国統一時の初代王になった、サヴォイア家のヴィットーリオ エマヌエーレ2世が生まれたお屋敷だそうです。

初代王なのに2世というのもキリは良くないですが、サヴォイア家から続いた家庭の事情で続き順な訳で、その辺のお話しをされるところが三森先生らしい、厳格とも言える面白さです。

イタリア半島の半分は占めるかという、シチリア王国の成り立ちまで、今日はよくわかりました。北の人、という意味のノルマン人が南下してきて礎を作ったようです。

混沌としていたイタリア南部への認識が、どうして混沌と見えたのか、がわかったような感じです。聴講に慣れて来たのもあると思います。歴史の見方みたいなものにも慣れてきたようにおもいますし、お仲間も打ち解けてきました。

日本人はお顔に出さないから、わたしもお行儀よくしてますが、せっかく同じ興味を持って集ったのですから、情報はわかちあってもいいと思いますしね。

来週の授業も楽しみです。