
3年前の春にかなり大きなカラヴァッジォ展が上野の国立美術館で開催されて、その時は世界初披露の個人所蔵の、マグダラのマリアの絵が公開されました。
カラヴァッジォ展はそんなにないと思っていたら、なんと今年も開催されるようでしかも3回も。
まず来月から札幌、その次に名古屋、最後は年をまたいで大阪です。
どちらも魅力的な開催地、然もそれぞれの目玉の絵画はその開催地でしか見られたないから、全部見たかったら是非全部においでくださいな、っていう趣向ですね。
札幌は「病めるバッカス」ボルゲーゼ美術館蔵、名古屋は「ゴリアテの首を持つダビデ」同じくボルゲーゼ美術館蔵、大阪は「ホロフェルネスの首を切るユディト」バルベリーニ美術館蔵です。
わたくしは2014年の初夏にローマでその三枚全て見てきました。
そしてカラヴァッジォは教会の礼拝画として描いた絵が多いから、現地の教会やお屋敷に行かないと見れない絵もたくさんありますが、
ちなみに冒頭の絵はローマのサンタゴスティーノ教会のカヴァレッティ礼拝堂にまつられている絵です。ここに行かないと見れません。
この絵は参詣者の男性の足の裏が真っ黒で、写実的であり身なりが貧しくても参詣することはできる、ということを、庶民に伝える意味がありました。
また聖母マリアも庶民と同じ身なりであったことも特徴で、それはカラヴァッジォのどの絵にも言える傾向であることから、絵の依頼主である教会から受け取りを拒否されることもありました。
イタリアへ行く場合は行った先々で、カラヴァッジォを観る、というのを旅行の課題の一つにしていますので、だいたい観ています。
ですがひとつ、ローマのお屋敷にある洗礼者ヨハネ、いやに若くてイケメンのヨハネの絵だけは、見れませんでした。
ガイドブックの情報に従って開いている時間を目指して行ったのですが、もう閉めた、とのことで。
いつもタイトに予定を入れてしまうので、その時は再訪するタイミングがなくて諦めたんじゃなかったかな?
だいたいどこ行っても修復中とか、開いている時間がガイドブックの情報と違うとか何かしら見れなかったりするものですが、案外カラヴァッジォは確率よく見れてます。縁がある感じですかね。
彼の絵は写実的でドラマチックで本当に上手、と思いますし、彼の生き様というか性格が破綻していて人殺しまで犯し、最後は炎天下に野垂れ死してしまい、そこにもものすごく天才を感じて惹かれます。
今年開催されるカラヴァッジォの3つの展覧会、どこか見に行きたいなと思います。旅行も兼ねて、、